おたがいの両親への結婚挨拶が終わると、次のステップは２人の親がそろう「両家顔合わせ」です。
わたしはちょっぴりメンタルが弱めなので、当日のことを急に考えて緊張する、といったことが何回かありました。
両家の親がそろうイベントで失敗したくない・・・
相手家族からの印象が悪くなったらどうしよう・・・
近いうちに顔合わせをやる方は、当時の私のようにこんな悩みを抱えていると思います。
ですがポイントを押さえて準備をしていれば、トラブルを防いで、家族同士の関係を悪くせずに両家顔合わせを終えることができます。
今回は「結婚する2人での準備編」として、わたしたち夫婦の経験をもとに、両家顔合わせの準備でやっておくべきことをお伝えします。
どこまで準備できたか確認するチェックリストとしても、ぜひ参考にどうぞ！
・両家顔合わせで準備しておくべきことが分かる！
・トラブルを防いで家族同士の関係を良好に！
両家の親睦を深める「顔合わせ食事会」で失敗しないために
わたしたち夫婦は両家顔合わせとして
・大安の日のお昼に
・和食のお店で
・両家の親と、結婚する２人で
・セミフォーマルな服装で集まって
・両家の親睦を深めるための食事会
を行いました。
最近は結納のかわりとして、私たちと同じような顔合わせ食事会をするパターンが多いようです。
結納→「両家共同で行う婚約の儀式」
顔合わせ食事会→「両家の親睦を深めるための食事会」
ここからは「顔合わせ食事会」に必要な準備について、「日程」「場所」「服装」「費用・会計」「挨拶」の５つに分けてお伝えします。
日程を決めるときは「お日柄」と「時間帯」を確認
両家顔合わせの日程を決めるときは、親御さんへ「お日柄」を気にするか確認するのが安全策です。
自分たちは気にしなくても、親御さんが「縁起のいい大安にやった方がいい！」と言うかもしれません。
その場合は、お日柄をベースにして候補日を決める必要があります。
ベストなのは大安ですが、時間帯によっては別のお日柄でも大丈夫です。
・大安→１日中が吉
・先勝→午前が吉
・友引→昼(11時～13時)が凶・夕方が吉
・先負→午後が吉
両家顔合わせをする時間帯ですが、個人的なオススメはお昼です。
理由は「ムリして飲む必要がなく、お酒の失敗を防ぐことができるから」です。
お酒には緊張をやわらげてくれる効果があります。
しかし飲みすぎると
・頭が回らなくて段取りを忘れる
・言わなくてもいいことを言ってしまう
という失敗のリスクが出てきます。
また、結婚する２人ではなく両家の親がお酒を飲みすぎてトラブルが発生する、という場合もあります。
お酒が好きな親御さんの場合は、「大丈夫だとは思うけど・・・」とクギを刺しておきましょう。笑
顔合わせでのトラブルを防ぐことがアナタのミッションです。
場所は「顔合わせでよく使われているお店」を選ぶ
お店を決める前に食の好み・アレルギーについて確認しよう
顔合わせ食事会で利用するお店を決める前に、親御さんに食の好みについて確認しておきましょう。
事前にアレルギーや苦手なものを把握しておくことで、お店に対応をお願いすることができます。
ちょっとした気配りで当日の流れをスムーズにしましょう。
お店は「アクセスがいい」「個室あり」「コース料理あり」の条件で探す
顔合わせ食事会のお店はどんな条件で選べばいいんだろう。
最初はわたしも悩みましたが、お店を選ぶコツは
・駅やバス停から近い
・個室がある
・コース料理がある
３つのポイントを押さえたお店を探すことです。
実家が遠方の場合でも来てもらいやすい
お店に向かうまでのトラブル(迷って遅刻するなど)を防げる
参加した全員がまわりを気にせずに落ち着いて話せる
いつもの食事会とは違う雰囲気の演出になる
注文で迷うことや、お店とのやり取りに時間を奪われることがない
友だちとのごはん会ではなく、「両家の親睦を深めるための会」です。
会話と食事を楽しんで、全員が満足できる顔合わせ食事会にするために
・駅やバス停から近い
・個室がある
・コース料理がある
３つの条件をクリアしているお店を選びましょう。
ちなみに私はお店を、「お箸で食べれる和食のお店」から選びました。
テーブルマナーを気にして、会話に集中できない心配があったからです。
ナイフ・フォークを使いなれている方は、気にしなくて大丈夫です。
でもちょっと怪しいな…という方には和食のお店がオススメです。
お店を選ぶ決め手は「顔合わせ食事会でよく利用されるかどうか」
駅やバス停から近い、個室あり、コース料理あり
顔合わせ食事会は3つのポイントをクリアしたお店の中から探す。
そして決め手は「顔合わせ食事会でよく利用されるかどうか」です。
顔合わせ食事会になれているお店であれば、予約のときに「当日来る人・人数」「席の並び」といった決めておくべきことを一緒に考えてくれます。
わたしは『(両家顔合わせ)＋(エリア)』で調べて『京都祇園 天ぷら八坂 圓堂 
』というお店を電話で予約しました。
駅から徒歩10分以内にあり、個室が利用できて、コース料理のあるお店です。
このお店は予約時の対応はもちろん、顔合わせ当日も「支払いのタイミングを確認」「記念写真撮影の案内」といった手厚いサポートをしてくれました。
顔合わせ食事会でよく利用されるお店の予約は、両家の親睦を深める助けになります。
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顔合わせ食事会の服装は両家で「格」をそろえるのがポイント
服装を決める上で大切なのは、両家で服装の「格」をそろえることです。
結婚相手の親がキッチリとした服装で来ているのに、自分や自分の親がカジュアルな服装だと「こういう場でその服装はナシじゃない？」とマイナスの印象になります。
当日のイメージを悪くしないためには
1.ふたりがどんな服装で行くのか決める
2.新郎(or新婦)の両親に決まった服装を伝える(ここで当日の服装を聞いておく)
3.新婦(or新郎)の両親に相手側両親の服装を伝える
この流れで準備をするとスムーズです。
顔合わせの定番はキレイめな服装「セミフォーマル」
服装は第一印象を決める大事なポイントです。
結婚相手の親御さんは、顔合わせ食事会を特別な機会と考えているかもしれません。
そこへジーパンにシャツ姿のような服装で現れるのはマイナスポイントです。
服装で迷ったときは、失敗しない定番「セミフォーマル」で行くことをオススメします。
【セミフォーマルな服装】
・男性＝目立ちすぎない柄のスーツ。ネクタイあり。靴は黒or濃いブラウン
・女性＝派手な柄のないワンピース。ジャケットなしでもOK。
ちなみに私は
・ペンシルストライプ柄の入ったグレーのスーツ
・黒色の革靴
で行きました。
キレイめの服装でそろえると、記念写真も特別感があっていいものになりますよ。
(載せている写真は、私たち夫婦の顔合わせで実際に撮ったものです)
(わたしも父もネクタイが曲がってイイ感じですね)
両家顔合わせの費用は結婚する２人で、支払いは親の前でしない
私たち夫婦は、顔合わせ食事会の費用は２人で負担して、交通費は各自での負担にしました。
昔は両家で折半することが多かったようですが、今は「親御さんを招待する立場」として、結婚する２人で負担することが多いようです。
また、支払いは「親の前ではしない」ことが一般的なマナーです。
デザートが出た後など、追加注文がないと判断できるタイミングで支払いを済ませましょう。
わたしはトイレに行くと言って、席を外したタイミングで会計を済ませました。
挨拶のタイミングは「はじまり」「乾杯」「おわり」の３回
ふたりが結婚することで、両家は他人同士ではなくなります。
両家の親睦を深めるための食事会とはいえ、キッチリとした挨拶は避けられません。
顔合わせで挨拶が必要なのは
・始まりのあいさつ
・乾杯のあいさつ
・終わりのあいさつ
この３回のタイミングです。「家族紹介」をする場合は計４回となります。
ちなみに顔合わせの挨拶は、一般的に両家の男性陣が行うものとされています。
ポイントは短くてシンプルな挨拶【例文あり】
私たちの顔合わせでは、挨拶はすべて新郎の私がやりました。
自分たちが「両家の親を招待する立場」として食事会をやる、と考えていたからです。
ここでは、わたしが実際にやった挨拶を例にしてポイントを挙げていきます。
本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
両家の親睦が深まればと思い、食事会の場を設けさせていただきました。
本日はよろしくお願いいたします。
【ポイント】
・集まってくれたことに対する感謝を伝える
・食事会がはじまる前の挨拶なので、短くシンプルに
あらためて本日はありがとうございます。
美味しい料理をぜひ楽しんでください！食べすぎには気をつけて！乾杯！
【ポイント】
・短く、シンプルに
・ちょっとした笑いを入れると明るい感じになってGOOD！
本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
最後にあらためて、私たち２人から挨拶させていただきます。
これからも思いやりと感謝の気持ちを忘れず、笑顔のあふれる家庭を築きたいと思います。
新生活や結婚式準備、お世話になる場面がこれからもあると思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【ポイント】
・あらためて感謝の気持ちを伝える
・自分だけでなく、夫婦になる２人からの挨拶であることを伝える
・今後の意気込みを入れると場が締まってGOOD！
２人からそれぞれ挨拶をする場合はそれでOKです。
ふたりの結婚にむけた「両家の親睦を深めるための食事会」なので、代表してひとりが挨拶する場合は、2人からの挨拶であることを伝えましょう。
すべての挨拶に共有するポイントは「短くシンプルに」まとめることです。
カタい文章をカンペに書いてキッチリ覚える必要はありません。
短くシンプルに、気持ちハッキリとした口調で挨拶をすれば好印象ゲットです。
両家顔合わせは準備次第で「楽しい場」にできる
わたしは結婚相手の親御さんとよく会うので、緊張しないと思っていました。
しかし自分の親もいる「顔合わせ食事会」の場で会うとやはり緊張しました。
始まってすぐは緊張のしすぎでカチコチで、奥さんの親が笑うレベルでした。笑
緊張するのは当たり前のことです。悪い印象にはなりません。
しかし事前準備をしておかなければ、服装やお店のことでトラブルが起きて、家族同士の関係を悪くするかもしれません。
・お日柄を気にする
・顔合わせ食事会でよく利用されているお店を予約
・迷ったときはセミフォーマルな服装
・費用はふたりで、支払いは親の前でしない
・挨拶は短くシンプルに
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